堺デザイン協会設立25周年に想う

デザインの本質は一体なんなのか。人が創り出す文化と言い変えられないだろうか。建築や食文化などいろんな文化の歴史と比べるとごく最近出来た言葉かもしれないが、その本質は人が誰でも持っている感受性、即ち人間らしさなのではないのか。
文化は人そのものである。人が創り出した文化の足跡が歴史となる。動物の本能を越え、衣食住全てに少しでも心地よく、愉快に人間らしく暮らしていける仕掛けを創りだすこと。
人だけが文化を創造する。ことに日本人の感性は世界に誇れると確信している。感性は人それぞれ違うし、環境にも左右されるが、人間から感性を取り除けばそこに文化は生まれてこない。人が人らしさを無くさないためにも、人の感性を大切に守り育てることこそが今の世に大切な部分だ。
幸い、堺デザイン協会の25周年は大した功こそないけれど、目に見えない人の心と文化にかかわってこられたことだけは、会員相互の誇れることであったと想う。
政治も経済も大きく変わろうとしている現在、発会当初目指した文化人が一丸となって、それぞれの専門分野を乗り越えて、私の名誉や存在にこだわらず、堺の文化を一束にするための話し合いができないか。デザインは幾つもの文化を横断できる格好のタイトルだ。
「少しでも心地よく 愉快に 人間らしく」を目指して。           岡村 筍
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by sakaimon | 2010-02-17 16:24
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